中米-キューバンポップス

Yusa / Yusa

World-Cuba-Pops : ★★★★☆


キューバからミクスカルチャームーヴメントの最先端を行く作品登場!

ジューサ、2002年キューバ録音のファースト・アルバム。

キューバのトローバを下地に、西欧のジャズ、ポップス、R&B 更にはブラジル新世代派の音楽まで取り込んで見事に昇華させた ジューサの音楽。シンガー・ソングライターとしての才能もだが、 ギターにベース、ピアノそしてヴォイスといった演奏家としての 才能も個性的にして優れているのが魅力。

略歴としては、1973年キューバのブエナ・ビスタ地区に生まれる。 アマデオ・ロルダン音楽学校を経て、女性5人の即興演奏集団 クアジ・ジャズにて活動。後、ドミンゴ・カンデラリオとのデュエット ジューサ&ドミンゴを経て本作においてソロデビューに至る。 といったところ。

中米と欧米の音楽の融合は珍しくもないが、同時にブラジルという 南米多民族国家の音楽が融合しているところが非常におもしろい。 それも、シコ・サイエンスやレニーニ、カルリーニョス・ブラウン シコ・セザールといった新世代MPBを引っ張っているアーティスト の雰囲気を色濃く表しているといったら、ブラジル音楽好きも 垂涎の音ということが出来るのではないだろうか。

そんなジューサの編曲を担当したのはロベルト・カルカセス。 ピアノやフェンダー・ローズ等でも参加していてジューサの 独特の世界観を引き出すのに大きな役割を果たしている。

多くの音楽を取り込んだために野合のような状態となっている。 アルバム全体としてのまとまりに欠けると感じるかもしらない。 しかし、ジューサの持てる才能を遺憾なく発揮した結果であり、 むしろ激しくぶつかり合う野合としてのエネルギーを感じて欲しい。

1.Tomando el Centro
2.las Doce
3.Fabula
4.Tienta Paredes
5.Cuestion de Angulo
6.Partida
7.Numero 2
8.Mares de Inocencia
9.Todo O Casi Nada
10.Cancion en Cuna Para Freya
11.En Todos las Esquinas
12.Involucion
13.Momentos
14.Chiquichaca
15.Flash


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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年12月24日 | Comment(2) | TrackBack(0) | 中米-キューバンポップス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
中米-キューバンポップス

Yusa / Breathe

World-Cuba-Pops : ★★★★☆


更なる進化の先には

ジューサ、2004年録音のセカンドアルバム。

キューバはブエナ・ビスタ出身のジューサ。ハバナにも長く住んでおり、 都会的なセンスと情感に溢れる歌心は、常に海を身近に接することが出来 る都市としての環境が生み出したのかもしらない。それは正に今の彼女の 作品に大きな特徴として見て取れるもので、豊かな感受性に基づくものだ。

幼い頃からギターを手に取り、後にキューバ独特の弦楽器であるトレスの 習熟に打ち込んだ経験は、伝統的なキューバの音楽への深い理解を促した。 これは単なる演奏技術の習得に留まらず、作曲作詞活動にも深い関わりが あったと思われる。(トレスはキューバの伝統音楽に欠かせないギター様の 特殊な楽器。)更に今ではベースやピアノの演奏も手がけており、いずれも 高い評価を受けている。

更に、ジューサの音楽的背景はキューバ国内のみにあるわけではない。 情報化された社会の利便性を十分に生かし、ブラジルのMPB新世代派 (本作でも共演しているレニーニを始め、シコ・サイエンス、シコ・セザール やカルリーニョス・ブラウン等の影響を強く受けたという。)を始めとして、 ファンクやヒップ・ホップ等、ありとあらゆるジャンルを貪欲に取り入れた 彼女の音は、ジャンルという旧世代の垣根を越えた存在の音楽ともいえる。

今回の作品では、レニーニ、セスト・センティド、アイデー・ミラネス、 ケルビス・オチョアといった豪華なゲストが招かれ、彩りを添えた一方、 オリジナル曲は少し減り、ジューサらしさが減ったのではないか。との 指摘もある。しかし、ご安心いただきたい。ジューサはもちろん、彼女 を支えるバック陣も彼女の個性を損なわせること無い演奏を行っている。

デビュー作「ジューサ」で作詞編曲・フェンダーローズ演奏で参加していた ロベルト・カルカセスは本作でも重要なポジションを占めている。様々な音 を取り込んだ音楽だけに、その編曲はより一層重要な意味を持っている。 ロベルト・カルカセスはそんな彼女の音の魅力を十分引き出す事にこの作品 でも成功している。ジューサの音に欠かせない存在といってもよいだろう。

デビューから2年。進化し続けるジューサの音は前作「ジューサ」の彼女 らしさとはまた違った形で、新しい彼女らしさを作品として残してくれた。

1.Prelude
 (プレリュード)
2.Una Vaca y Una Foca
 (雌牛とアザラシ)
3.Espera
 (ウェイティング)
4.De Colores
 (カラーズ)
5.Breathe
 (ブリーズ)
6.Sube
 (駆け上れ!)
7.Fantasma del Marino
 (セイラーズ・ゴースト)
8.Flash
 (フラッシュ)
9.Del Miedo
 (恐れ)
10.Time Is Just a Shadow
 (タイム・イズ・ジャスト・ア・シャドー)
11.Naufragio
 (破滅)
12.Re-Nacimiento
 (レ・ナシミエン)
13.Noticia
 (ニュース)
14.Descarga Track:
  Canda'o Cerra'o
 (デスカルガ・トラック:カンダオ・セラオ)

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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年12月07日 | Comment(4) | TrackBack(7) | 中米-キューバンポップス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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