ジャズ-サックス

Joshua Redman / Spirit Of The Moment: Live At The Village Vanguard

Jazz-Sax-Tenor Sax Quartet : ★★★★★


個性的なアレンジでライブの楽しい雰囲気が伝わってくるようだ。

メンバーをブラッド・メルドー(p)からピーター・マーティン(p)へ クリスチャン・マクブライド(b)からクリストファー・トーマス(b)へとチェンジし、 1995年ヴィレッジ・ヴァンガードに残したジョシュア・レッドマンのライブ音源。 個性派揃いのメンバーから、自身の音作りに最適なメンバーへと変貌を遂げたカルテット。 新生カルテットの意気込みを感じさせる凄まじいパワーだ。 【続きを読む】

posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年08月01日 | Comment(4) | TrackBack(1) | ジャズ-サックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ジャズ-サックス

Nick Brignola / Poinciana

Jazz-baritone sax quartet/quintet : ★★★★☆
 

低音にして歌唱力のあるバリトンプレイ
 
ニック・ブリグノラ1997年の作品。

惜しくも2002年に亡くなったバリトンサックスの巨人。 ジェリー・マリガンと双璧をなす奏者といっても過言ではないだろう。 音楽一家に育ち独学でバリトンを習得する。後にバークリーでも学ぶ。

バリトンサックスのコンボというと構えてしまいがちである。 バリトンサックス自体が比較的マイナーな楽器であると同時に ソロ楽器がこの1管のみという構成は正に硬派というより他はない。

前述の通りカルテット/クインテットといっても2管ではない。 リード楽器はバリトンサックスの1管のみで、リズム隊として ピアノ/シンセサイザー、ベース、ドラム、パーカッション が加わるという正に圧巻の構成だ。

ここまで見ると、熱くブヒブヒいうバリトンサックスが浮いた ソロアルバムという印象を持つ方もいらっしゃるかもしらない。 まさにバリトンソロアルバムといった構成で熱い音もあるが、 それだけでないところがニック・ブリグノラのすごいところだ。 低音にしてこの歌唱力のあるバリトンプレイはなんだろう。 いい意味で期待を裏切るという言い方がふさわしい。

熱い曲あり、メロウな曲ありでメリハリのついたアルバムは 正に夏に聴くのにふさわしい暑くも爽快な音である。

1.Poinciana
2.Well, You Needn't
3.Sign Post
4.What'll I Do?
5.April Mist
6.I Don't Stand a Ghost
 of a Chance With You
7.Upper Manhattan Medical Group
8.Airegin
9.When You Wish Upon a Star
10.Outside In

 
Nick Brignola : baritone sax
Phil Markowitz : piano / korg x5 synthesizer
Steve Laspina : bass
Billy Hart : drums  Cafe : percussion (1,5,9)
 
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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年02月23日 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ-サックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ジャズ-サックス

Joshua Redman / Timeless Tales

Jazz-Sax Quartet : ★★★★☆
 
 
初のセルフプロデュースにかける意気込みが感じられる作品。
 
ジョシュア・レッドマン1998年の6thアルバム。

今まで基本的にオリジナル曲を中心にアルバムを作ってきた ジョシュア・レッドマンだが、本作品は全編カバー集となっている。 それも「サマータイム」や「春の如く」といったスタンダード ナンバーは分かるが、ロックやR&B等その選曲は様々。 スティービー・ワンダーやジョニー・ミッチェル果ては、 ボブ・ディランやプリンスのカバーまであるのだ。

ここでよく引き合いに出されるのが、 ハービー・ハンコックのニュースタンダードだ。 彼もまた古典的スタンダードとは 趣を異にしたカバー曲集を出しているわけだが、 ジョシュア・レッドマンはハービーを意識したわけではないという。 自分が幼い頃から聴いてきた音楽。 自分のルーツとなっている音楽をアレンジしてみたかった。 それが本作のコンセプトだというのだ。

ジョシュアは言う。ハービーがニュースタンダードなら、 自分はオールドスタンダードだ。と。

ピアノのブラッド・メルドーとのユニゾンなど聴き所も満載で 様々なジャンルの原曲がどうジョシュア風に料理されるかは 聴いてからのお楽しみ。

初のセルフプロデュースにかける意気込みが感じられる意欲作。

1.Summertime
2.Interlude 1
3.Visions
4.Yesterdays
5.Interlude 2
6.I Had a King
7.Times They Are A-Changin'
8.Interlude 3
9.It Might as Well Be Spring
10.Interlude 4
11.How Deep Is the Ocean?
12.Interlude 3
13.Love for Sale
14.Interlude 6
15.Eleanor Rigby
16.Interlude 7
17.How Come U
  Don't Call Me Anymore?
 
Joshua Redman : tenor,alto and soprano sax
Brad Mehldau : piano
Larry Grenadier : bass  Brian Blade : drums
 
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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年02月10日 | Comment(2) | TrackBack(2) | ジャズ-サックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ジャズ-サックス

Paquito D'Rivera / Brazilian Dreams

Jazz-sax : ★★★★☆


ジャズの視点でもう一度ブラジリアンミュージックをみる。

パキート・デ・リヴェラ、2001年ピッツバーグでの録音。

キューバはラテン・フュージョン界の頂点ともいえる存在 イラケレ でサキソフォンを担当していたパキート・デ・リヴェラ。

ラテン・グラミー賞受賞等、イラケレを離れてからのソロ活動も 輝かしいパキート・デ・リヴェラが今回の作品に選んだテーマは ブラジリアンミュージックとヴォーカル・カルテットの融合。

ブラジリアン・ミュージックの中でも今回取り上げたのは 主に アントニオ・カルロス・ジョビンに代表されるボサノバ。

マイルス・デイビスとギル・エヴァンスが「Quiet Nights」で アントニオ・カルロス・ジョビンの「Corcovado」をいち早く 取り入れるなど、その創成期から相性がいいジャズとボサノバ。 それをヴォーカル・カルテットと組み合わせる。

ニューヨーク・ヴォイセスは2男声・2女声の混声コーラス。 マンハッタン・トランスファーと全く同じ編成のカルテットは 1986年の結成以来リーダーのダーモン・ミーダーを始め ピーター・エルドリッジ、キム・ナザリアンがオリジナルメンバー。 ジャズに捉われない幅広い活動で日本でも人気が高い。

「コルコヴァード」や「カーニバルの朝」等ボサノバスタンダード に混じって、ブラジリアンジャズのレパートリーでは有名な ナンバーとなったクラウディオ・ロディッティの「Red on Red」、 アントニオ・カルロス・ジョビンに捧げたパキート自身の曲、 「One for Tom」など書下ろしの作品も加えられている。

ジャズの視点でもう一度ブラジリアンミュージックを見たい方 に是非おすすめしたい作品。ブラジル人を集めてブラジルの視点 でブラジリアンミュージックを見つめたギル・ゴールドスタインの 「 インフィニット・ラブ」と好対照な作品といえるかもしらない。

1.Corcovado
2.One for Tom
3.Manha de Carnival/Gentle Rain
4.Desafinado
5.Modinha
6.Meu Amigo
7.Ra
8.Retrato Em Branco E Preto
9.Red on Red
10.Snow Samba

Paquito D'Rivera : alt-sax , Clarinet

New York Voices
Kim Nazarian : vocals  Lauren Kinhan : vocals
Darmon Meader : vocals  Peter Eldridge : vocals

Claudio Roditi : Trumpet  Jay Ashby : trombone
Helio Alves : piano  Marty Ashby : guitar
Paulo Braga : drums


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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年12月25日 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ-サックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ジャズ-サックス

Jan Garbarek with Bobo Stenson / Witchi-Tai-To

Jazz-ECM-Sax : ★★★★☆


クリスタルクリアと熱き憧憬

ヤン・ガルバレク(sax)とボボ・ステンソン(p)のダブルネームによる、 1973年オスロ、アルネ・ベンディングセン・スタジオでの録音作品。

残るメンバーのバレ・ダニエルセン(b)とヨン・クリステンセン(ds)は、 ボボ・ステンソン新生ピアノトリオのメンバーであるから、本作品は ボボ・ステンソントリオ、フューチャリング ヤン・ガルバレク といったところかもしらない。

メンバー全員が北欧出身者(ヤン・ガルバレクとヨン・クリステンセンは ノルウェー、ボボ・ステンソンとバレ・ダニエルセンはスウェーデン) と、いかにもECMらしい顔ぶれだ。クリスタル・クリアの音は北欧を イメージさせる。沈まない白夜の中、銀世界となった針葉樹の森に たたずんでいるかのようなECMの音は、喉がヒリヒリするような 凛とした冷たさを感じさせる。この表現にはやはり北欧出身者が良い。

しかし待ってもらいたい。このアルバムはいわゆるクリスタル・クリア の表現のみの作品ともまた違うのである。確かにリズム隊の音はそれ かもしらない。しかし、ヤン・ガルバレクのサックスの音はどこか熱い。 それは、雪焼け時の肌の局在性の無い火照りのような熱さである。

やがてストイックなまでに変貌を遂げる前の、ジョン・コルトレーンへ の熱き憧憬が残っている時代のヤン・ガルバレクの音がここにはある。

ECMレーベルについて

マンフレート・アイヒャーの元、1969年の創立以来ポストバップの 音を求めて、「沈黙に次ぐ最も美しい音」をテーマに独特の音楽世界を 構築してきたECMレーベル。その音楽性は今までの熱く激しいジャズ とは一転し、静的で透明感のある音作り。いわゆるECMサウンドとか クリスタルサウンドと呼ばれるものである。この逆転の発想とも思える ジャズへのアプローチは、ポストモダンとして新世代ジャズ解釈の一翼 を担うもので、ECMが強く推し進めてきたものである。

1.A.I.R.
2.Kukka
3.Hasta Siempre
4.Witchi-Tai-To
5.Desireless

Jan Garbarek : s-sax,t-sax  Bobo Stenson : piano
Palle Danielsson : bass  Jon Christensen : drums

参考資料:ECM研究会


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ヤン・ガルバレク/ボボ・ステンソン> ウィッチ・タイ・ト
posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年12月08日 | Comment(8) | TrackBack(2) | ジャズ-サックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ジャズ-サックス

EQ / Third Report

Jazz-Sax Quartet : ★★★★☆


新世代派ストレートアヘッドジャズ

EQ(イーキュー)、2005年発表のサード・アルバム。

小池修(sax,flute)、青柳誠(piano)、納浩一(bass)、大坂昌彦(drums) からなるEQの3作目。それぞれがスイングジャーナル誌を始めとして 各メディアでトップアーティストとして上位に選ばれる、人気実力共に 兼ね備えた日本人のみで構成された1管構成のジャズカルテット。

EQの由来はイコライザー、Earth Quartet等、様々な意味を含んでいる。 地球環境に優しい次世代の音楽集団として、電子楽器に頼らないアコー スティックサウンドによるストレートアヘッドなジャズから、世代を越 えて受け入れられるハートウォームな音作りを心掛けているという。

結成4年目を迎えた本作では、過去3年間の実績からお互いの力量を 理解し合い、より実験的な音作りにも躊躇することなく臨めたという。

また、「東京Jazz 2004」や「上海ジャズフェスティバル」への参加で、 舞台を同じくした、 ハービー・ハンコック ウェイン・ショーター等の 巨匠から大きくインスパイアされ、自らの音作りへの「より深い洞察」 の大切さを学んだ。このことが本作に特徴的な形で生かされている。

全体的に非常におもしろく、斬新な趣向は緊張の連続となって表れる。 特に4曲目の「雨下の砂漠」のイントロに始まるエスニックなフルート はフェンダー・ローズや、エレクトリックベースとのユニゾンなどもあり、 強烈なインパクトとなって聴くものを惹き付ける。これは非常に良いです。

1.At the Entrance
2.Chromaticism
3.The Polestar
4.雨下の砂漠
5.Silence
6.Hoppin' Steppin'
7.春夏〜Four Seasons Suite #1
8.Emotional Quality
9....a way...

"EQ" are
小池修 : sax ,flute  青柳誠 : piano ,rhodes
納浩一 : bass  大坂昌彦 : drums

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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年12月05日 | Comment(2) | TrackBack(0) | ジャズ-サックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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