ブラジル-サンバ

Orlann Divo / Samba Em Paralelo

World-Brasil-Pops : ★★★★☆


ブラジルが60年代に残したポップチューン

オルラン・ヂーヴォ、1962年の「A Chave do Sucesso」1963年 「Orlann Divo」に続き発表された1964年のサード・アルバム。 長らく絶盤になっており劇レアモノとして高額で取引されていた作品。 この度whatmusic.comによってリミックス/リマスターされ復刻された。

オルラン・ヂーヴォ自身はアイドル歌手のような存在で、およそプロの 歌手といった感じではないが、サンバを基調にボサノバ調の曲等の ヘタウマな立ち回りはなかなか器用といえる。自然と腰が動く音である。

しかし、それよりも何よりもすごいのはバックをガッチリと固める演奏者達。 タンバ・トリオ/タンバ4のルイス・エサ(p)、ドリヴァル・フェレイラ(g)、パウロ・モウラ(a-sax)といった超豪華メンバーがトラックされている。

ルイス・エサはピアノの他にオルガンと編曲を担当し、フェルナンド・マ ックスヌクのヴィブラフォンと合わせて小気味良いサンバ/ボサノヴァを 演出している。正に現代のクラブシーンにも通じるラウンジミュージック。

この手の歌手の作品では、何かとストリングスをつけたがる印象がある。 が、ストリングスを入れた音は今聴くには古臭さを隠せないことが多い。 そういう意味でもコンボ形態にこだわったルイス・エサの編曲は正解で、 今聴いても十分耐えられる音として現在に至っている。

サンバやボサノヴァを匂わせるも、ちょっと違うよりポップな音。 ブラジルが60年代に残したポップチューンを味わってみませんか?

1.Paralelo
2.Selecao De Sambas
3.Deixa O Vento Levar
4.Saudade Da Maria
5.Pr'alem Do Mar
6.Entrou No Samba
7.E Samba
8.Beleza Nao Vai Embora
9.Desfolhando A Margarida
10.Escute Menina
11.Deixa A Nega Gingar
12.Voce E Paz
13.Beleza Nao Vai Embora

Orlann Divo : vocals,percussion
Luiz Eca : piano,organ & arrengements
Paulo Moura : alt sax  Durval Ferreia : guitars
Amilton Cruz : trumpet  Manoel Araujo : trombone
Fernando Maxnuk : vibraphone & percussion
Ary Cavalhaes : bass


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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年12月12日 | Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジル-サンバ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ブラジル-サンバ

Paulinho Da Viola / Meu Tempo E Hoje

World-Brasil-Samba : ★★★★★


ブラジル音楽の系譜を感じることが出来る作品。

パウリーニョ・ダ・ヴィオラ、通算26作目となる2003年の作品。

伝説的ショーロユニット「エポカ・ジ・オウラ」のオリジナルメンバー セザル・ファリアを父に持ち、伝統的なサンバの中にショーロの息吹 を感じさせるパウリーニョ・ダ・ヴィオラ。ボサノヴァにも通じる歌声 と合わせて、ブラジル音楽の正統派ミクスカルチャー・アーティスト といえる存在ではなかろうか。

本作はパウリーニョ・ダ・ヴィオラを取り上げたドキュメンタリー映画 「メウ・テンポ・エ・オージェ」のサウンド・トラックである。 パウリーニョ・ダ・ヴィオラの夫として、父として、少年のような心を もつ人間として、そして、音楽家としての一面を捉えたこの映画は、 ブラジル音楽に興味のある方ならずとも一見の価値ある作品と思う。

また音楽的側面からは、パウリーニョ・ダ・ヴィオラの古くからの作品 をも取り上げた「新録のベスト盤」としての意味合いがあると同時に、 その豪華な共演者が彩りを添える作品である。とはいえ、その豪華な 共演者をしても、日常の一面に過ぎないような雰囲気を漂わせている ところは、彼の60年の人生の重みのなすところ、つまりは貫禄なの ではないだろうか。

興味深いので共演者を挙げてみると、まず父であるセザル・ファリア、 エルトン・メデイロス、ジョアン・ハベーロ、アメリア・ハベーロ、 マリーザ・モンチ、ヴェーリャ・グアルダ・ダ・ポルテーラ、ノ・エン・ ピンゴ・ダグア、ゼカ・パゴジーニョ。新旧様々なブラジル音楽家が 集まっている。パウリーニョ・ダ・ヴィオラの日常を垣間見ることで、 ブラジル音楽の系譜をも感じることが出来る作品といえると思う。

1.Meu Mundo É Hoje
 (メウ・ムンド・エ・オージェ)
2.Pot-Pourri: Injúria/Recado/O Sol Nascerá/Jurar Com Lagrimas
 (メドレー:傷-伝言-そして陽は昇る-涙の誓い)
3.14 Anos
 (十四歳)
4.Rosinha, Essa Menina
 (ホジーニャという娘)
5.Ruas Que Sonhei
 (夢の中のストリート)
6.Sinal Fechado
 (赤信号)
7.Chora, Cavaquinho
 (ショーラ・カヴァキーニョ)
8.Carinhoso
 (カリニョーゾ)
9.Pra Fugir da Saudade
 (サウダーヂから逃れるために)
10.Filosofia
 (フィロゾフィーア)
11.Pot-Purri: De Paulo da Portela a Paulinho da Viola/Foi Um Rio Que Passo
 (メドレー:パウロ・ダ・ポルテーラからパウリーニョ・ダ・ヴィオラへ-人生を流れていった川)
12.Conflito
 (コンフリット(諍い))
13.Retiro
 (姿を隠して)
14.Coisas Do Mundo, Minha Nêga
 (コイザス・ド・ムンド,ミーニャ・ネーガ)
15.Um Sarau Para Raphael
 (ハファエルのための夕べ)
16.Argumento
 (アルグメント)

Paulinho Da Viola  Cesar Faria  No em Pingo D'Agua
Marisa Monte  Joao Rabello  Amelia Rabello  
Zeca Pagodinho  Velha Guarda da Portela  Elton Medeiros



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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年11月27日 | Comment(2) | TrackBack(2) | ブラジル-サンバ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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