ブラジル-MPB

Elis Regina - Essa Mulher

Elis Regina - Essa Mulher
Essa Mulher
Brasil-MPB : ★★★★★

エリス・レジーナ1979年の録音で、邦題は「或る女」。後期の最高傑作といって構わないだろう。長く在籍 し数多の名盤を残したフィリップスからワーナーへの移籍後初となる作品。当時の夫セザル・カマルゴ・マ リアーノが奏者兼副プロデューサーとして参加している。タイトル曲の「或る女」がエリス・レジーナによ って取り上げられた事で作者ジョイスがスターダムにのし上がったのは有名な話。

1.Cai Dentro
2.O Bebado E A Equilibrista
3.Essa Mulher
4.Basta de Clamares Inocencia
5.Beguine Dodoi
6.Eh Hein Rosa!
7.Altos E Baixos
8.Bolero de Sata
9.Pe Sem Cabeca
10.As A Parencias Enganam
   
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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2007年09月21日 | Comment(2) | TrackBack(0) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ブラジル-MPB

Marisa Monte / Mais

World-Brasil-MPB : ★★★★☆


豪華メンバーで臨んだ出世作

マリーザ・モンチ、1991年発表の2作目。プロデュースはアート・リンゼイ。共演者にはアート・リンゼイを始め、ジャズアヴァンギャルド界の奇才ジョン・ゾーンや坂本龍一、ナナ・ヴァスコンセロス、ホメロ・ルバンボエヂ・モッタといった豪華メンバーを迎えている。【続きを読む】

posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2007年01月20日 | Comment(0) | TrackBack(2) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Roberta Sa / Braseiro

World-Brasil-MPB : ★★★★★


洗練されたメロディーを北東部のリズムに乗せて。

ロベルタ・サー(ホベルタ・サー)、2005年リリースのファーストアルバム。ロベルタ・サーは極めてしなやかで清涼感のある歌声を持っているが、ブラジル北東部生まれだけありMPBアーティストの中でも豊かなリズムセンスを持ち合わせたアーティストといえると思う。それがリオデジャネイロの生活を経て都会的で知的な要素を兼ね備えた。ペドロ・ルイス、パレージ、ネイ・マトグロッソ、MPB4の参加も華やかな彩りを添える。ロベルタ・サーはアルバム作成当時24才。期待の大型新人の登場だ。 【続きを読む】

posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年12月18日 | Comment(4) | TrackBack(1) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Giana Viscardi / 4321

World-Brasil-MPB : ★★★★★


3種類の顔がめまぐるしく入れ替わる。

ジアナ・ヴィスカルヂ、2005年リリースのセカンドアルバム。若き日のガル・コスタジョイスに例えられる彼女の歌唱。バークレー音楽院への留学後にブラジルに戻り、作曲活動の後にワールドツアーへ。ツアー中に演奏した曲目からピックアップしてスタジオ録音したのが本作である。 【続きを読む】

posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年11月10日 | Comment(2) | TrackBack(0) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Joao Bosco / Grandes Sucessos

Brasil-MPB : ★★★★☆


CBS、9年間の足跡。

ジョアン・ボスコが1986年から2001年までの間にCBS(現Sony Music)に残したライブ盤を含む全9作品。その中から16曲をセレクトして1枚にまとめたベスト盤が本作である。コンビを組んでいた作詞担当の詩人アルヂール・ブランキとの活動末期、そして1989年以降アルヂール・ブランキとのコンビを解消し作詞もジョアン・ボスコ自身が担当するようになった過渡期の時期だけに凄まじいエネルギーが詰まった作品群から選ばれた16曲である。 【続きを読む】

posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年10月02日 | Comment(2) | TrackBack(1) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Os Novos Baianos / Acabou Chorare

Brasil-MPB : ★★★★☆


ポストトロピカリスモの傑作

オス・ノヴォス・バイアーノス、1972年の作品。オス・ノヴォス・バイアーノスの作品の中でも最も評価の高い作品で、お得意のブラジリアンヒッピーらしいロックから、サンバやショーロ、ボサノヴァといったリオデジャネイロの音楽、ノルデスチ(北東部)のバイアォンやフレーヴォ等が入ったバライエティーのある作品となっている。 【続きを読む】

posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年08月26日 | Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Djavan / Luz

World-Brasil-MPB : ★★★★☆


ブラジルの熱い息吹

ジャヴァン、1982年発表の5作目にあたるアルバム。Som Libreから4枚の秀作を発表し、CBSへ移籍後初となるアメリカデビューアルバムでもある。 ジャケット写真はジャヴァン許可の下、日本側で製作されたものであり、 オリジナルの写真はこちらとなっている。 【続きを読む】

posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年06月19日 | Comment(6) | TrackBack(0) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Gal Costa / Cantar

World-Brazil-MPB : ★★★★★


ガル・コスタの魅力満載!

ガル・コスタ、1974年発表の通算6作目となるアルバム。 前作「インディア」がジルベルト・ジルによるプロデュースだったのに対し、 本作「カンタール」はカエターノ・ヴェローゾのプロデュースとなっている。【続きを読む】

posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年05月30日 | Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tropicalia 2 Caetano e Gil

World-Brasil-MPB : ★★★★★


思想の波は時代を超えて受け継がれる

カエターノ・ヴェローゾジルベルト・ジルによる1993年の作品。 「トロピカリア2」というタイトルからも分かるように、本作には前作がある。 それが、1968年発表の問題作「トロピカリア」で、これに対する カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルの回答が「トロピアリア2」である。 【続きを読む】

posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年05月25日 | Comment(2) | TrackBack(0) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Joyce with Dori Caymmi / Rio-Bahia

World-Brasil-MPB : ★★★★☆
 
 
ジョイスとドリ・カイミの全編共作作品

ジョイスとドリ・カイミ、2005年の共作。日本で先行発売されていたものがこの度世界市場に出回ることとなった。(既出の日本盤とはジャケット写真が異なっている。) 【続きを読む】

posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年05月11日 | Comment(6) | TrackBack(3) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Zelia Duncan / Acesso

World-Brasil-MPB : ★★★☆☆
 
 
ブラジリアンフォークの新しい風
 
ゼリア・ダンカン1999年のサードアルバム。

得意のブラジリアンテイスト溢れるフォークソングは、 非常にポップで誰でもすんなり入り込んでいけるだろう。 続きを読む

posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年05月03日 | Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Elis Regina / Luz Das Estrelas

World-Brasil-MPB : ★★★★★
 
 
死後発表された新作。

1979年サンパウロのバンデイランチ局にて エリス・レジーナと アドリナン・バルボッサが司会を務めていた歌番組の中から エリス・レジーナが歌った楽曲をピックアップ。 続きを読む

posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年04月25日 | Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ブラジル-MPB

Ivan Lins / Somos Todos Iguais Nesta Noite

World-Brasil-MPB : ★★★★★
 
 
EMI音源に完成されたイヴァン・リンスの世界観をみる
 
イヴァン・リンスがEMIに残した1977年の傑作。

俗にEMI時代と呼ばれる70年代後半のイヴァン・リンスは その音楽において独自のものを完成させた充実した時期 といってよいかと思う。EMIに残した作品は4作品に上るが どの作品も非常に内容が濃く、これぞイヴァン・リンスと いわせるだけのものが感じられる個性の強いものとなっている。

イヴァン・リンスはその甘く切ないメロディーを ブラジル特有の心地良いリズムに乗せて歌い上げる ピアニスト兼シンガーソングライターである。 本作品でもその完成されたスタンスに基づいて イヴァンワールドが繰り広げられる。

本作品「今宵楽しく」はイヴァンワールドという意味では EMI4作品の中でも最右翼の作品といっていいだろう。 1曲目の小気味いいリズムで始まるメドレー 「輪になって踊ろう」から最終曲「いつかきっと」まで、 明るい曲もしっとりしたバラードもあるが、 一貫した甘くとろけそうな、しかしそれでいて単なるポップとは違う 音楽背景を持った世界が提示される。

この作品の後1980年代になって、 イヴァン・リンスはクインシー・ジョーンズや ジョージ・ベンソン、マンハッタン・トランスファーといった 数多くのアメリカンミュージシャンと共演していくのだが、 それを控えた純粋な意味での彼の音楽性 を見るのには最高の作品であろう。

1. quadra de roda
   (輪になって踊ろう)
  o passarinho(小鳥の歌)
  marinheiro(水夫)
  meu amor nao sabia(愛しい人)
  agua rolou no.1(苦い涙1)
  agua rolou no.2(苦い涙2)
2.um fado
3.dinorah dinorah
4.aparecida
5.velho sermao(悲しい伝説)
6.choro das aguas(水のショーロ)
7.somos todos iguais
  nesta noite(今宵楽しく)
8.maos de afeto(暖かな手)
9.dona palmeira
10.ituverava
11.Qualquer Dia(いつかきっと)
 
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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年03月03日 | Comment(6) | TrackBack(0) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ブラジル-MPB

Joao Gilberto / Brasil

World-Brasil-MPB : ★★★★★
 
 
豪華メンバーとともに見る新しい回顧主義
 
ジョアン・ジルベルト、1980年の作品。

ブラジルに帰国したジョアン・ジルベルトは二人のアーティストに 内々に連絡をとった。そして出来上がったのがこのアルバムであった。 カエターノ・ヴェローゾジルベルト・ジルの二人である。

ポストボサノバブームを引っ張っていったトロピカリスモの主導者 ジルベルト・ジルとカエターノ・ヴェローゾそれに妹のマリア・ベターニア も加わったなんとも豪華なメンバーで録音された本作品のテーマは、 既に過去の音楽となっていたアリ・バホーゾやドリヴァル・カイミ といった有名作曲家の曲を1980年にどう演奏するかということだった。 全ての曲がジョアン・ジルベルト自身によってプロデュースされ 4人の豪華メンバーの持ち味が遺憾なく発揮されている。

メキシコ放浪時代に作成されたアルバムはシンプルな構成で 荒涼とした世界が広がっていた。それはまるでジョアンの寂寞とした 胸のうちを語るような非常にドライなものであったが、 帰国後に作成された本作品は全く違う。オーケストレーションを加え みずみずしい豊かな音楽世界が繰り広げられる。

以前自分は作成当時はいざ知らず、 ボサノバ以降のブラジル音楽とオーケストレーションは 現代的な観点からは相性が悪いのではないか?と思っていた。 しかし、この新しい見地での回顧的アルバムにおいては オーケストレーションの素晴らしさがじわじわと感じてくる。 コンボ好きの方にも是非おすすめしたい作品。

1.Aquarela do Brasil
 (ブラジルの水彩画)
2.Desse Alguem
 (オール・オブ・ミー)
3.Bahia Com H
 (バイーア・コン・アガ)
4.No Tabuleiro da Baiana
 (ノ・タブレイロ・ダ・バイアーナ)
5.Milagre
 (海の奇蹟)
6.Cordeiro de Nana
 (ナナンの子羊)
 
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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年02月18日 | Comment(14) | TrackBack(2) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ブラジル-MPB

Gil Goldstein/Romero Lubambo,etc / Infinite Love

World-Brasil-MPB : ★★★★★
 
 
ブラジル音楽の核心に迫る名盤

ギル・ゴールドスタイン、ホメロ・ルバンボ、トニーニョ・オルタ、 アルマンド・マルサル、マウーシャ・アヂネーといった、 ジャズとMPBのトップアーティストが共演した1993年の作品。 発売後すぐに発売元で在庫切れしてしまい、長らく日の目を見ること のなかった隠れた名盤です。この度の再販は待ち望んでいたもの。

ジャズメンのブラジリアンミュージックへのアプローチは別に珍しく もなんともないです。しかし、多くの作品はブラジルっぽいジャズ あるいはブラジルと勝手に誤認している音に終わってしまっていて、 ブラジル音楽を一度でも聴いたことのある人には物足りなさを感じます。

それに対してこの作品は ギル・ゴールドスタイン以外は全てのブラジル人アーティストですが、 彼等に対するギル・ゴールドスタインの理解力がすばらしい。 ギル・エバンスの元で異文化を取り込む才能も磨かれたのでしょうか。 ピアノにアコーディオンに気ままに演奏する彼の存在は、本来ソフトなはずの ジャズのスタンスでブラジルのテイストを上手く吸収した様が窺えます。

また、ブラジリアンアーティストも他が全員リオ・デ・ジャネイロ出身 であるのに対し、トニーニョ・オルタはミナス出身。音楽的にも異なる ミナスの風が入ることでこのアルバムがより奥深いものになったことは 間違いありません。リズムギターとヴォイスでの参加ですがこのように ビシっとはまるリズムギターは他ではなかなか聴けないでしょう。

この2人がキーになっていることはおそらく間違いないことでしょうが 基本的に演奏をリードしているのはやはりリオ・デ・ジャネイロ勢です。 ホメロ・ルバンボの澄んだ湖のようなギターソロの美しさ、 アルマンド・マルサルの森のざわめきのようなパーカッション、 マウーシャ・アヂネーのささやくようなやさしいヴォイス。

ボサノバの有名曲を並べるでもなく自由に気ままに演奏される のびのびとした雰囲気。それこそがブラジルなのではないでしょうか。

1.MY FOOLISH HEART
2.LUISA
3.THE PHOENICIANS
4.WHITE AND BLACK
5.VALENTINE’S DAY
6.CORRENTEZA
7.SEGURA ELE
8.INFINITE LOVE
9.JECA’S BIOAO
10.AMAZON RIVER
 
Romero Lubambo : guitar
Gil Goldstein : piano ,accordion
Toninho Horta : rythum guitar ,voice
Armando Marcal : percussion
Maucha Adnet : voice
 
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インフィニット・ラヴ
 
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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年02月07日 | Comment(0) | TrackBack(1) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Marcos Valle / Previsao Do Tempo

World-Brasil-MPB : ★★★★☆
 
 
マルコス・ヴァーリ、ポストボサノバの名作

アメリカで成功を収めたマルコス・ヴァーリが、突如軍事政権下のブラジルに帰国した。 当時ブラジルはボサノバの灯火は既に消えており、 カエターノ・ヴェローゾジルベルト・ジル等の 軍事政権に反対するトロピカリスモの渦中にあった。

マルコス・ヴァーリは弁護士の父を継ぐために法科に通う傍ら、 音楽家の道とサーフィンの道と大いに迷う日々であった。 しかし卒業前のある日、「ジョアン・セバスチャン・バー」 への出演をきっかけに音楽家の道へと大きく傾いていく。 同窓のエドゥ・ロボやドリ・カイミとの出会いはこの勢いを加速させ、 ボサノバの潮流の中、一気にトップアーティストの仲間入りを果たした。

やがてブラジルからアメリカへと活躍の舞台を広げても、 エウミール・デオダードとのコンビでマルコス・ヴァーリは、 コンスタントに支持を得続けた。シルヴィア・テレス、 ドリス・モンテイロ、アストラッド・ジルベルト等多くの 人気女性歌手がこぞってヴァーリの曲をカバーしていったのだ。

そして1968年、ブラジルに帰国する。トロピカリスモの アーティスト達が直接的な表現で主張していく中、マルコス・ヴァーリは 内省的に主張するというアプローチで精力的に活動を続けていった。

本作はボサノバの潮流に乗り、ボサノバ衰退後は 独自のポップな路線を築き上げたマルコス・ヴァーリ 1973年通算10作目のアルバムである。 ジョアン・ドナート、エウミール・デオダードとの共作 「Nao Tem Nada Nao(なんにもないよ)」を始め名曲が揃っている。 マルコス・ヴァーリの作品の中でも人気の高いアルバム。 どうぞお聴きになっていただきたい。

1.Flamengo Até Morrer
 (死ぬまでフラメンゴ)
2.Nem Paleto, Nem Gravata
 (背広もネクタイもなしに)
3.Tira a Mão
 (手をどけろ)
4.Mentira (うそ)
5.Previsão Do Tempo
 (天気予報)
6.Mais Do Que Valsa
 (ワルツ以上に)
7.Os Ossos Do Barão
 (男爵の骨)
8.Não Tem Nada Não
 (なんにもないよ)
9.Não Tem Nada Não
 (なんにもないよ)
10.Samba Fatal
 (運命のサンバ)
11.Tiu-Ba-La-Quiêba
12.De Repente, Moça Flor
 (唐突な花)
 
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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年01月25日 | Comment(11) | TrackBack(1) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ブラジル-MPB

Gal Costa / O Sorriso Do Gato De Alice

World-Brasil-MPB : ★★★★★
 
 
曲への解釈から見るガル・コスタとエリス・レジーナ
 
ガル・コスタ、1993年発表の通算20作品目となるアルバム。

本作はブラジル在住経験を有するアート・リンゼイをプロデュースに 迎え、リオ・デ・ジャネイロとニューヨークの両スタジオで録音された。

カエターノ・ヴェローゾジルベルト・ジルジャヴァンジョルジ・ベン という、ブラジルポップス界を代表する4人のソングライターによって 本作品のために作編曲された楽曲の数々。ある時は声高に、また ある時はしっとりと歌い上げるガル・コスタの歌声。琴線に触れる。

ガル・コスタは作曲をしてない。従って、全て他人の歌なわけだが、 深い解釈の元に歌い上げる楽曲達はまるで自作曲を歌うかのよう。 他人の歌をどうしてここまで深く理解しうるのか不思議でならない。

ここで思い出されるのが、同じくブラジルのエリス・レジーナである。 今は故人であるが、彼女もまた作曲はせず他人の歌を歌ってきた。 しかし、時にオリジナル作品を凌駕するような作品を発表してきた。

ブラジル音楽はもちろん、ジャズを始めとして幅広く音楽に親しんで 、歌手として幅広いレパートリーを有す2人のブラジル人女性歌手。 世代こそ違えども、どこか共通点を感じさせるものがあるように思う。

このアルバムを聴き、一番印象に残ったのは3曲目の「Erratica」。 その前の2曲、特に2曲目にトラックされた「Bumbo da Mangueira」 などは、ジョルジ・ベン(ジョール)らしいファンキーなサンバである。 そこから、驚くほど急激にしっとりとした「Erratica」に入るのである。 後頭部を殴られたような切り替えしに愕然とし、沈黙する他はない。

正にこの部分に、ガル・コスタの曲に対する深い理解が感じられる。 生半可な解釈と歌唱力でこのようなドラスティックなことを試みると、 きっと雑然としていて無味乾燥としたものとなってしまうことだろう。

このドラスティックさはエリス・レジーナにも存在していた。

表現方法が違っていたとはいえ、歌われる曲に内包されたはげしい 個性の表現はガル・コスタとエリス・レジーナに共通していたと思う。

「ガル・コスタにしか歌えない曲がある。」と宮沢和史氏は述べた。 全くもってその通りだと思う。ガル・コスタにしか歌えない曲。それは もしかしたら誰よりも深く歌を愛する心からくる深い曲の解釈そして 楽曲に刻み込んだ個性。そんなところにヒントがあるかもしらない。

1.Bahia, Minha Preta
2.Bumbo da Mangueira
3.Erratica
4.Mãe da Manhã
5.Gratitude
6.Eu Vou Lhe Avisar
7.Nuvem Negra
8.Lavagem Do Bonfim
9.Serene
10.Voce E Voce
11.Alkahool
 
Gal Costa : toda as vozes
Jorge Ben Jor :violao  Gilberto Gil : violao
Djavan : violao  Paulinho da Viola : violao
Art Lindsay : guitarra
Marcos Suzano : percussion etc.
 
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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年01月19日 | Comment(18) | TrackBack(5) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Joao Bosco / Caca A Raposa

World-Brasil-MPB : ★★★★★


名曲目白押し、再販のチャンスを見逃すな!

ジョアン・ボスコ、1975年発表のセカンド・アルバム。 ファーストアルバムである「ジョアン・ボスコ」の流れを組んで 全曲に渡って詩人で作詞家でもあるアルヂール・ブランキとの共作。 【続きを読む】

posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年12月30日 | Comment(1) | TrackBack(2) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Marcia Lopes / LP

World-Brasil-MPB : ★★★★☆


ブラジリアンジャズヴォーカルの世界へ

マルシア・ロペス、2003年発表のデビューアルバム。

ブラジリアンミュージックというと、リオ・デ・ジャネイロや バイーアなど民族的な音作りのイメージが強いかもしらない。 その一方で南米有数の大都市サンパウロではこんな都会的な メロウかつジャジィーな音が作られていた。

ジャズ心溢れる音作りにも、ブラジリアンの息吹ははっきりと 感じられる。ブラジルの美しいコードワークとリズム感をもって クリアなヴォイスで歌われるジャズ。そんな形容が似合う作品。 選曲も1920〜1930年代のジャズ・スタンダードナンバー に始まって、MPBを代表されるアーティスト、シコ・ブアルキ やカエターノ・ヴェローゾまで幅広い。それが一貫性をもって 一つのアルバムに収められているのだからまたおもしろい。 ストレート・ア・ヘッド ジャズミュージシャンのホベルト・シオン がアレンジを担当していることも大きな影響があるといえよう。

音楽や舞台での経歴は長いのだが、本作品「LP」をもって 40歳にして初のデビューアルバムを発表することになった マルシア・ロペス。長いキャリアがもたらした経験からくる しっとりとしながらも壷を押さえたヴォーカルプレイは、 デビューアルバムとは思えない貫禄を感じさせる。

カエターノ・ヴェローゾをして「最も美しい歌声を持つ1人」 と言わしめたマルシア・ロペス。どうぞご堪能いただきたい。

1.minha nossa senhora
2.artigo de luxo
3.imitacao
4.festa imodesta
5.mulher vou dizer quanto eu te amo
6.don’t let me be lonely tonight
7.everytime we say goodbye
8.sometimes I’m happy
9.undecided
10.abandono
11.resposta ao tempo
12.violao

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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年12月26日 | Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Nara Leao / Os Meus Amigos Sao Um Barato

World-Brasil-MPB : ★★★★★


ナラ・レオンの最も密な時期を回顧的に見ることの出来る作品。

ナラ・レオンが親しいミュージシャンと共演した1977年の作品。

1950年後半のブラジル経済の発展は中流階級の文化を生んだ。 ボサノバもその一つであり、必ずしもブラジル全体の潮流ではなかった。

ナラ・レオンの家は中流階級で裕福であった。習っていたギター 講師ホベルト・メネスカルとカルロス・リラを通して、多くの 後にボサノバを作り上げるアーティスト達ががナラ・レオンの 家を訪れ、ナラの家は若手音楽家の集まるサロンと化した。 しかし、内省的なナラ・レオンは中流階級のみを対象とする ボサノバの潮流よりも、当時庶民の文化に興味があったようだ。 このボサノバに対するアンチテーゼは後にブラジルの社会的混乱 軍事政権の樹立に伴うナラ・レオンのフランス亡命まで続く。

1960年代後半になりボサノバブームも終焉の時を迎えると、 ブラジルは経済・社会的混乱を来たし、軍事政権の台頭を許す ことになる。反対派を徹底的に弾圧する当局の対応に対し、 カウンター・カルチャー・ムーブメントとして「トロピカリスモ」 が カエターノ・ヴェローゾジルベルト・ジルを中心に起こる。

トロピカリスモに参加したナラ・レオンは当局への批判を繰り返し やがてブラジルからの亡命を余儀なくされた。 フランスへと亡命したナラ・レオンは自身の出自と再度向き合い ボサノバとの和解をし、1971年、全編ボサノバのアルバム 「Dezanos Depois(美しきボサノバのミューズ)」を録音する。

本作品は以上のナラ・レオンのバイオグラフィーの一遍を集約した 作品といえる。それは、サロンにおいて談笑した仲間達と、 そして反体制活動の同士達と。2つの彼女にとって 大きな転換期ともいえる時期を表現した作品だからだ。

ナラ・レオンの最も密な時期を回顧的に見ることの出来る作品。

1.Sarara Miolo
2.Odara
3.Meu Ego
4.Chegando de Mansinho
5.Pepente
6.Nono
7.Joao e Maria
8.Amazonas
9.Flash Back
10.Cara Bonita
11.Fotografia

Nara Leao E
Joao Donato  Gilberto Gil
Caetano Veroso  Roberto Menescal
Edu Lobo  Chico Buarque
Carlos Lyra  Sivuca
Antonio Carlos Jobim

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ナラと素晴らしき仲間たち

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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年12月22日 | Comment(0) | TrackBack(1) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Joao Donato / Lugar Comum

World-Brasil-MPB : ★★★★☆


時代が彼に追いついた。

ジョアン・ドナート、1975年の作品。

1950年代リオ・デ・ジャネイロのクラブで、今から思えば最先端の 演奏を繰り広げるも、周囲に全く受け入れられずアメリカ西海岸へと ブラジルを後にしたジョアン・ドナート。 その渡米に合わせるかのようにブラジルではボサノバブームが起こる。 同年代のジョアン・ジルベルトアントニオ・カルロス・ジョビンが ボサノバの申し子として活躍する中、ジョアン・ドナートはアメリカで モンゴ・サンタマリアを始めとするラテン・ジャズのアーティストとの 活動を経て、現在の斬新なグルーヴ感を持つピアノプレイを確立する。

折りしもボサノバの潮流と全く反対の方向を歩んだジョアン・ドナート はブラジルでボサノヴァが過去のものとなった1972年帰国する。 帰国後第一作目となったのが、「Quem E Quem (紳士録)」。今まで インストロメンタルミュージックが中心だった彼の作風からは一転し、 自ら歌にも挑戦した意欲作。この作品以降多くのナンバーに歌詞が 付くようになり、多くのアーティストにカバーされるようになる。

そのきっかけとなったのが、バイーアの音楽家との交流といわれる。 カエターノ・ヴェローゾ ジルベルト・ジル、 マリア・ベターニア、ガル・コスタ等と親交を結び、ガル・コスタ1974年の作品「Cantar」 では3曲にピアノで参加し、曲も提供している。

そして1975年、やはりバイーアのジルベルト・ジルの参加の下で 作られたブラジル復帰2作目が本作「Lugar Comum」。ジョアン・ドナートのソロ名義だが、 ジルベルト・ジルは8曲の作詞を担当し、ヴォーカルでも参加している。

エレクトリック・ピアノにフルートやヴォイスが絡み合う。 分かりやすいメロディに気の抜けたようなジョアン・ドナートの声。 永遠に続くかのようなリズムに乗って展開するこのサウンドは、今風 に言うとアコースティック・トランス・サウンドとでもいうのだろうか。 2曲目の「Tudo Tem」のピアノの入りは一度聴いたら病みつきになる。

マルセロ・D2やカルリーニョス・ブラウン、ベベウ・ジルベルトや マリーザ・モンチ、モレーノ+2やフェルナンダ・アブレウといった 新世代派MPBアーティストが"新しい音"としてジョアン・ドナートに 共演のラブコールを送るのも分からない話ではない。

1.Lugar Comum
 (ルガール・コムン)
2.Tudo Tem
 (トゥード・テン)
3.A Bruxa da Mentira
 (嘘の魔女)
4.E Menina
 (エ・ミニーナ)
5.Bananeira
 (バナネイラ)
6.Patumbalacundê
 (パトゥンバラクンデ)
7.Xangô É de Ba
 (シャンゴ・エ・ヂ・バエ)
8.Pretty Dolly
 (プリティ・ドリー)
9.Emori
 (エモーリオ)
10.Naturalmente
 (ナトゥラルメンチ)
11.Que Besteira
 (キ・ベステイラ)
12.Deixei Recado
 (デイシェイ・ヘカード)



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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年11月24日 | Comment(2) | TrackBack(0) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ブラジル-MPB

Djavan / A voz e o violao

World-Brasil-MPB : ★★★★☆


百合の色香に誘い込まれるように

ジャヴァン、1976年録音のファースト・アルバム*。

日本でも人気の高いMPB(ブラジリアンポップス)アーティストのジャヴァン。アルバム「Luz(光)」で、スティービー・ワンダーと共演した「Samrai(侍)」等、楽曲もさることながら話題性も豊富である。

彼の伸びやかな声は、その斬新でユニークな楽曲と相まって彼独特の音楽世界を作り上げる。そんな彼のファーストアルバムが本作である。本作にも収録されている自作曲の「ファト・コンスマード」が歌謡フェスティバルに入賞したのがきっかけとなり製作されたといわれている。

その後の作品と比べてみると、ボサノバチックなアプローチを見せる 曲もあったり、全体的に牧歌的な作風でファースト・アルバムらしい。 とはいえ、ジャヴァンはファースト・アルバムにおいて既に彼の基本的な演奏スタイルを完成させている。その事が感じられる作品でもある。

エレクトリック・ピアノの使用は、ジャヴァンの北東部独特の歌唱法及びギターと上手く絡み、さわやかでマイルドな音を作り上げている。

特に代表作として名高い「フロール・ヂ・リス」は、アルバム1曲目にして一息ついた瞬間にジャヴァン・ワールドにいることに気付かされる。そんな曲である。

このバックを固めるのは、エリス・レジーナのバンドでの活躍が有名なルイザォン・マイア(b)を始めとして、アルタミロ・カヒーリョ(flute)メストリ・マルサル(perc)等。正に鉄壁の演奏陣といえると思う。

ジャケットの百合の色香に誘い込まれるように、誰もがジャヴァンに魅了されることだろう。

*「A voz, o violao, a musica de Djavan」がジャバンのファーストアルバムの正式なタイトルである。この「A voz e o violao」が何物なのかちょっと調べただけでは分からなかった。だが、曲目、曲順、更に演奏者まで本作は「A voz, o violao, a musica de Djavan」と同じようである。そんな経緯で「A voz e o violao」はファーストアルバムをリプレスしたものではないかと思っている。絶盤になって入手が困難な状況の「A voz,o violao,a musica de Djavan」に対し「A voz e o violao」は比較的手軽に手に入れることが出来る。しかしリプレスならばその過程で何故タイトルに変更があったのかよく分からない。ご存知の方がいらっしゃったらご一報お願いしたい。「A voz e o violao」と「A voz, o violao, a musica de Djavan」が同一作品だと仮定してこの場では当座のレビューを書かせて頂いた。

1.Flor de Lis
2.Na Boca Do Beco
3.Maca Do Rosto
4.Para-Raio
5.E Que Dues Ajude
6.Quantas Voltas Da Meu Mundo
7.Maria das Mercedes
8.Muito Obrigado
9.Embola a Bola
10.Fato Consumado
11.Magia
12.Ventos Do Norte
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A Voz e o Violao

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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年11月21日 | Comment(0) | TrackBack(1) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ブラジル-MPB

Antonio Carlos Jobim & Elis Regina / Elis & Tom

Brasil-MPB : ★★★★★

Antonio Carlos Jobim Elis Regina/Erlis & Tom
Elis & Tom


ブラジル音楽ファンならずとも納得せずにいられないだろう。

エリス・レジーナアントニオ・カルロス・ジョビン。 ブラジルを代表する歌姫と、ボサノバの父であり世界的な作曲家。 2つのビッグネームが共演した1974年ロサンゼルスでの録音。 全曲がアントニオ・カルロス・ジョビン作曲の自作自演作品であり、 ボサノバからMPBまでアントニオ・カルロス・ジョビン各時期の 遍歴と音楽的造詣の深さが凝縮された選曲と言っていいと思う。

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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2005年11月15日 | Comment(6) | TrackBack(3) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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