ライブレポート

ジョアン・ドナート ライブ 2007/6/16

ジョアン・ドナート ライブ

-2007/6/16 BXホール-

ブラジルのピアニストジョアン・ドナート(Joao Donato)のコンサートに行ってきた。ジョアン・ドナートは物凄く好きなアーティストの1人で、ブラジリアンミュージシャンという枠に囚われない孤高の天才だ。ブラジル音楽だけでも十分面白い要素がつまっているのに、アメリカでモンゴ・サンタマリアのバンドへ参加したり、ジャズはもちろんスパニッシュアメリカの音楽手法まで会得している。今回はジョアン・ドナートの休符とシンコペーションの使いっぷりを堪能すべく会場へ足を運んだ。

共演者は伊藤ノリコ(vo)を始め、赤木りえ(fl),宮野弘紀(g),早川哲也(b),ヤヒロトモヒロ(perc)というセクステットの編成。正直ジョアン・ドナートの才能を生かすことは難題なのではないかと思った。元来、日本人はリズム感に劣る。一方、ラテンの音楽はリズムの面白さが特徴で複雑なリズムを持っているからだ。長年、日本人アーティストにとってラテン音楽は敷居が高いといわれてきた。

しかし今回のライブはそんな不安を払拭するものだった。というのも、リズムという弱点を克服しようとジョアン・ドナートと張り合うのではなく、日本人の利点である理論的な音楽観をアピールする方向でコンサートが進行したからだ。創造性のあるリズムはジョアン・ドナートに任せ、自分達は得意な事をやる。昔の生真面目な日本人には出来なかった余裕がこのコンサートを成功に導いたような気がしてならない。

アマゾナスルガール・コムン等の名曲が飛び交う。ジョアン・ドナート自らがソロを弾き、他のメンバーにソロを振る。メロディーラインは激しいシンコペーション、ベースは中米系のリズム。バッキングに徹したジョアン・ドナートの音選びも素晴らしい。ジョアン・ドナートも歌い始め、会場にも歌わせた。ホールを包む一体感が感じられた。

ジョアン・ドナートのソロタイムも用意されていた。本人は何も用意してなかったのかもしらない。正にインプロヴィゼーションといった感じのソロプレイは緊張の連続で、一瞬一瞬がとてつもなく長く感じられた。そしてソロが終わった時、感動と共にほっとした。久しぶりに背筋が凍る感じを味わった。

ジョアン・ドナート:p  伊藤ノリコ:vo  赤木りえ:fl
宮野弘紀:g  早川哲也:b  ヤヒロトモヒロ:perc

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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2007年06月16日 | Comment(1) | TrackBack(0) | ライブレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今ごろのコメントで何ですが(笑
私も会場におりました。よいコンサートでしたね。

出来ないことの壁を越えようとするのではなくて「得意なことをやる」、大切なことですよね。
Posted by swing a-go-go at 2007年09月21日 11:36
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