ブラジル-MPB

Giana Viscardi / 4321

World-Brasil-MPB : ★★★★★


3種類の顔がめまぐるしく入れ替わる。

ジアナ・ヴィスカルヂ、2005年リリースのセカンドアルバム。若き日のガル・コスタジョイスに例えられる彼女の歌唱。バークレー音楽院への留学後にブラジルに戻り、作曲活動の後にワールドツアーへ。ツアー中に演奏した曲目からピックアップしてスタジオ録音したのが本作である。

ガル・コスタとジョイスはどちらもMPBきっての個性派アーティストで相関性は感じられない。初めてこの触れ込みを聴いた時はどういうことなのかその意味が分からなかった。しかし聴いてみれば直ぐに分かる。確かにガル・コスタとジョイスのエッセンスが多分に感じられる。

ジアナ・ヴィスカルヂの歌唱はガル・コスタとジョイスの両方に似た声を持つというのではない。二人の要素を取り込んだ2種類の顔、そしてそれとも違う独自の顔を持つというのが最も正しい表現なのではないだろうか。この3種類の顔が曲の中でめまぐるしく入れ替わる。そのダイナミックさが非情におもしろく魅力的なのである。

ノルデスチ(ブラジル北東部)の音楽を理解するために打楽器の教育も受けているジアナ・ヴィスカルヂ。リズムの面白さも彼女の魅力だが、そのルーツにはアフロブラジルへの理解があったのだ。かつてエグベルト・ジスモンチやバーデン・パウエルといったアーティスト達がアフロブラジルの理解を目指し現地で寝食をともにしたことが思い出される。

バークレー音楽院で学んだことも忘れてはいけない。オーストリア人で公私共にパートナーシップを築いているミハエル・フジシュカをギターにすえ、多文化国家ブラジルに留まらないマルチカルチャーぶりを発揮している。このツールとしてアメリカでの経験は生かされているのではないだろうか。

高度でバライエティに富んだことをやっているのに、それでいて気楽でうきうきするような音楽。ジアナ・ヴィスカルヂの音楽はそんな音である。

1.4321
2.Metades
3.Me Leva
4.Nome do Homem
5.Gota A Gota
6.Amar E Mare
7.Deslumbrada Lua
8.Colorida
9.Gata Lucida
10.Fera Bela
11.Toda Tua
12.Vem Morena
-Bonus Track-
13.Sabores
14.Colorida
15.4321

Giana Viscardi : voz Michael Ruzitschka : guitarras
Marcio Arantes : baixo Sergio Machado : bateria ,etc

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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年11月10日 | Comment(2) | TrackBack(0) | ブラジル-MPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨日はお目にかかれて楽しかったです。早速覗かせてもらいましたが、素晴らしい音楽サイトですね。知らないことばっかり!ウチの音楽好きのみんなにも教えときます。頑張って、ぜひ末永く続けていってください。
Posted by south of the border at 2006年11月11日 19:56
●south of the borderさま
広く浅くをモットーにやっているので詳しい方には物足りないかもしりません。でも、このブログがきっかけで自分の詳しいジャンル以外の音楽に触れる事が出来るかもしりません。興味を持っていただけて光栄です。どうぞこれからもよろしくお願いします。
Posted by 日向葵(ponty) at 2006年11月12日 12:56
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