ヨーロッパ-ファド/ポルトガル

Misia / Tanto Menos Tanto Mais

Misia / Tanto Menos Tanto Mais
Tanto Menos Tanto Mais
World-Portugal-Fado : ★★★★★

ミージア、1995年録音のセカンドアルバム。伝統的なリスボンファドスタイルのファディスタとして、アマリア・ロドリゲスを継ぐ者、そして、ファドに新しい風を呼ぶ者として高い評価を受けているミージア。古典を守りながらファド新時代における自身の個性を遺憾なく発揮しているという意味でミージアは白眉ということが出来ると思う。

1.Misterios Do Fado (intro)
2.Misterios Do Fado
3.Orfao De Um Sonho Suspenso
4.Coracao Bateu Tres Vezes
5.Veste De Noite Este Quarto
6.Penelope
7.Adeus Ao Vento
8.Ciumes De Um Coracao Operario
9.Algum Dia
10.O As Da Sueca
11.So Um Fado
12.Unicornio
   
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多くの音楽のルーツがそうであるように、ファドもまた猥雑な場末の歌謡だった。そのファドを音楽として完成させたのはアマリア・ロドリゲスだった。しかし、その後のファド不遇の時代を経て、時代の波にもまれながら新たなステージに至ったファドを牽引するのはアマリア・ロドリゲスを継ぐ新時代のファディスタ達の役目である。中でもミージアマリーザは古典的なファドスタイルを保ちながらファドに新たな解釈を与えようとするアーティストで、新たな局面に至ったファドを代表する歌手である。

どちらかというとマリーザが楽曲の美しさという点で新しいファドにアプローチしているのに対し、ミージアはポルトガルのアルマ(魂)にいかに肉薄するかということでファドに挑んでいるように感じる。ミージアの歌は美しさも醜さも内包した真実を表現することを試みている。それだけに危険な魅力を持っており、人は胸が詰まる思いをしながらミージアを聴くのである。時に笑い、時に涙しながらミージアの歌に耳を傾ける。そこには非情で哀しい現実があり、僅かな希望が込められている。

遠く離れた異国の地ポルトガル。栄枯盛衰を味わい豊かな文化を築いたこの国の民にはそれ故の誇りを感じる。それ故その代弁者であるミージアの声にはリリシズムを感じるのである。前作でプロデュースを担当していたヴィットリーニョ・サローメの曲が3曲トラックされている。本作は前作の解釈を更に進めた正当なファド作品である。

Misia : voz
  Ricardo Rocha : guitarra  Manuel Mendes : guitarra
Fernando Alvim : viola  Jose Moz Carrapa : viola  Manuel Rocha : violino
Jose Antonio Santos : clarinete  Andrea Marques : Harpa
Carlos Azevedo : piano  Ricardo Dias : Acordeao  Manuel Paulo : Acordeao
Carlos Barretto : baixo Filipe Larsen : baixo

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posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年10月19日 | Comment(0) | TrackBack(0) | ヨーロッパ-ファド/ポルトガル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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