ヨーロッパ-ファド/ポルトガル

Mariza / Fado Curvo

Mariza / Fado Curvo
Fado Curvo
World-Portugal-Fado : ★★★★★

マリーザ、2003年のセカンドアルバムで日本デビューアルバム。近年、再び日の目を見ることになったファド。アマリア・ロドリゲスというカリスマの存在を踏まえた上で様々なファディスタが新たなファドを模索する動きが活発化している。

1.O Silencio Da Guitarra
2.Cavaleiro Monge
3.Feira De Castro
4.Vielas De Alfama
5.Retrato
6.Fado Curvo
7.Menino De Barrio Negro
8.Caravelas
9.Entre O Rio E A Razao
10.O Deserto
11.Primavera
12.Aneis Do Meu Cabelo
13.O Gente da Minha Terra
14.Barco Negro (暗いはしけ)
   
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マリーザミージアはその中でも伝統的なファドにこだわるアーティストとして知られている。確かにクリスティーナ・ブランコドゥルス・ポンテス、といったアーティストと比べれば古典的に映るかもしらない。クラシックやジャズとのクロスオーヴァー的なアプローチに積極的な上述のアーティスト達に比べて、マリーザやミージアはファドの純血を守ろうという意識が感じられる。

アマリア・ロドリゲスによって熟し完成されたファドは、完成されたが故にそれに続くアーティストが現れないという不遇に遭った。それではマリーザやミージアはこのアマリア・ロドリゲスというディーヴァに挑もうとしているのだろうか?否である。確かにファドのクロスオーヴァー化に積極的な方ではないが、マリーザはマリーザ、ミージアはミージアの個性を前面に押し出したファドを歌っているのだ。アマリア・ロドリゲスの追従は模倣に過ぎない。近年のファドの発展はアマリア・ロドリゲスの影に怯えない豊かな個性の出現によるのだ。

本作は典型的なファドスタイルであるヴォーカル、ヴィオラ(いわゆるギター)、ギターラ(マンドリンに似た形の12弦の楽器)の三者のみによる編成は実はあまりない。上記の楽器にピアノやベース、パーカッション、時にはトランペットやチェロも入ってくる。メリスマティックな歌唱はファドの特徴であるが、アマリア・ロドリゲスの歌唱とは全く違うものになっている。アマリア・ロドリゲスとは違った形での正統派ファドを模索しているのだ。13曲目「O Gente da Minha Terra」のなんと美しい事か。これこそが新しいファドの幕開けといって良いのではないだろうか。

Mariza : voz  Mario Pacheco : Guitarra Portuguesa  Antonio Neto : Viola
  Tiago Machado : Piano  Carlos Maria Trindade : Piano
Davide Zaccaria : Violoncelo  Marino Freitas : Baixo  Fernando Araujo : Baixo e Viola
Quine : Percussoes em  Miguel Goncalves : Trompete e Fliscornio

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タグ:Portugal Fado Mariza
posted by 日向 葵 (ひゅうが あおい) at 2006年09月03日 | Comment(0) | TrackBack(0) | ヨーロッパ-ファド/ポルトガル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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